Trema 本の出版から 2 ヶ月が過ぎ、Trema についてのブログ記事や、本のレビューを書いてくれる方がどんどんと増えてきました。その中からとくに気になるリンクをまとめてみました。
ブログ
ranosgrantのブログ
Trema の最新機能の紹介や PLANEX スイッチ用 OpenFlow ファームウェアの公開など、OpenFlow についての進んだトピックが満載です。更新もひんぱんでおすすめです。
srchack.org
自宅にラックを設置する、OpenFlow スイッチを自作する、などの極めて特殊な行動で知られるエンジニア @SRCHACK さんのブログです。Trema についても普通の人はやらない変なこと (=チャレンジとも言う) をたくさん試みていて、その行動力に脱帽です。
Open vSwitchソースコードリーティング その1 – Plan9日記 (高野さん@産総研)
UNIX や Plan9 方面、そして研究でも活躍されている高野さん@産総研による Open vSwitch ソースコードリーディング (@oshothebig さん主催) の参加記録です。講演資料へのリンクもまとまっています。
Wakame-VDC v11.12をリリースしてみて | やむにやまれず (山崎さん@あくしゅ)
OpenFlow に対応した Wakame-VDC 新リリースの紹介です。Open vSwitch と Trema を使った OSS な IaaS として注目です。
Trema 日記 (鈴木さん)
Trema 本の著者の一人、鈴木さんによるブログです。Trema の内部処理についての解説が多いです。
OpenFlow Controllerフレームワーク(Python/POX, Trema/Ruby, C, Java)を試す (きりんさん日記)
L2 スイッチを各種フレームワークで実装したときのソースコードを比較しています。
紹介したブログは主に Twitter でのつぶやきから集めていますが、とにかく数が多いのですべてはフォローできていません。 これ以外にもナイスなブログがありましたら、ぜひコメント欄などで教えてください。
本の紹介とレビュー
レビューありがとうございます。いただいたコメントはすべて、新版の参考にします。
Amazon レビュー
実践(= コントローラ開発)を始めるための手引きとして最適な書籍です。
タイトルに実践入門とあるが、OpenFlowの技術紹介は表面的な内容に留まり、実践的な内容としている部分は、主にTremaの紹介に終始している。OpenFlow Consortiumのサイトから入手できるドキュメントを読む英語力と技術スキルのある人は、期待を裏切られる。
Amazon は今のところレビューがまだ 2 件で賛否両論です。どんな意見でも参考になるので、レビューおねがいします!
ブクログ (Booklog) レビュー
OpenFlowが何なのかもイメージできたし、技術的にもおもしろかった。
サンプルを添えていてわかり易かった。
OpenFlowに関しての日本人の著者による最初の書籍だと思います。
ただし、OpenFlow実践入門というより、Trema実践入門という内容です。
「OpenFlow 実践入門」を読んで Trema で面白いスイッチを作ろう (高野さん@GREE)
解説がとても分かりやすいです。特に、ネットワークとソフトウェアの両方についてそれなりに素養のある技術者というのは限られてきますから、読者層を広げるためにはさまざまな試みが必要だったのだと思います。
Ruby コミッタの一人、高野さん@GREE による紹介記事です。高野さんは Trema へ Pull-Request を出していただいたこともあり、Trema 自体の開発にも興味を持っているそうです。Ruby 方面で SDN プログラミングが盛り上がるといいですね!
OpenFlow実践入門 – Plan9日記 (高野さん@産総研)
OpenFlow に関して日本語で書かれた書籍はまだ2冊しか出ていないと思うけど、OpenFlow に興味あるならまずはこれを買っておけと。
ナイスステマ、いや、ありがたいお言葉です。
OpenFlow実践入門を読んだよ | やむにやまれず (山崎さん@あくしゅ)
一番良いのは、Ruby を使った大量のサンプルが掲載されているところです。Trema はコードがとにかく短くなるので、この手の実践書籍にはサンプルを掲載するには向いていて、十分な情報量にあって尚、可読性が保たれています。
本を企画したときにソースコードをたくさん載せようと思っていたので、こういう反応はありがたいです。
日経 BP ITpro 書評 :: OpenFlow 実践入門)
(OpenFlow の) プログラミング手法に踏み込んで解説した書籍は、世界的にも珍しい。
たしかに、海外でもそういう本はまだ出ていないと思います。日本で局所的に盛り上がっているからかもしれません。。。